奥穂高岳


山行日 平成24年9月19、20、21日 標高3、190m
歩行時間 1日目8時間、2日目7時間00分、3日目8時間
行程 1日目約15km 2日目約6km 3日目約15km
1日目 上高地7:15→明神8:20→徳沢9:35→10:55横尾11:20→12:30本谷橋12:50→15:00涸沢(泊)
2日目 涸沢8:00→穂高岳山荘11:30→奥穂高岳12:30→穂高岳山荘13:20→涸沢(泊)15:00
3日目 涸沢8:40→10:20本谷橋→11:30横尾12:10→13:30徳沢→明神14:50→上高地15:50<経路図>
参加者
きむ副部長、Y中事務局長、しげき部員(3人)
今月の幹事:きむ副部長

北アルプスの雄大な景色にハマりました

〜 1日目 〜

今回は、きむ副部長発案での平日の3日間を使いまして、 北アルプスでの豪華テント泊登山を企画しました。(((o(*゚▽゚*)o)))


午前0時過ぎに、しげき号にて大阪を出発して、名神高速 道路を走行していると、大雨の影響で米原JCTと養老IC間 が通行止になっており、仕方なく高速道路を降りて国道を走り ました。早くも波乱模様です。('_')


交代で運転して、午前5時30分過ぎに岐阜県高山市にある、 あかんだな駐車場に到着しました。


きむ副部長とY中事務局長は車で寝ていましたが、しげき 部員は全く寝ていないとのこと。( ゚ー゚)ノ)"ガンバレ


あかんだな駐車場から午前6時20分出発の上高地行き バスに乗り、午前7時前には上高地到着して、トイレや準備を したあと、午前7時15分には出発です。今日はあいにくの 小雨模様です。


河童橋で恒例の記念撮影をして、とりあえず涸沢まで行か ないといけないので、梓川左岸をとぼとぼ歩きました。 1時間ほどで明神に到着し、さらに1時間かけて徳沢に到着 しました。


徳沢園のみちくさ食堂にある売店を見てまわると、水を 張った樽の中に美味しそうなりんごが売っていました。


売店でりんごを買おうか迷いましたが、あいにくザック にナイフがなく、かといって、丸かじりすると歯ぐきから 血が出そうなのでやめておきました。


徳沢からさらに1時間少し歩くと横尾に到着し、ここで トイレ休憩しました。ここから涸沢や槍ヶ岳への登山道が 分岐しており、多くの登山客が休憩していました。


横尾大橋を渡って、岩小屋跡を通過して、しばらく歩く と右手側に有名な屏風岩が見えてきました。


あいにくの天気なので、岩全体は、はっきりと見えづら かったですが、かなり大きな岩場であることが、ひと目で わかりました。


本谷橋に到着して、揺れる吊り橋を渡り、対岸で昼食を 食べました。雨の中での食事をすばやく終えて、再び出発 しました。


ここまでは、ほとんど平坦な道なので、わりと楽勝で したが、ここから涸沢まで2時間ほど登りが続くとの ことです。


本谷橋からしばらくは、林の中にある急坂をあがり、橋を 渡ってしばらくすると、やがてガレ場が見えてきました。 山肌の側面をトラバースする形で通りました。


ガレ場の浮き石に気をつけながら歩きますも、さすがに 20kg近い荷物を背負って、2時間も登り坂を歩くと、 さすがに疲れがでてきます。


水が流れる音が聞こえて、右手を見ると綺麗な沢があり、 水が流れています。ここまで来ると涸沢まであと少しです。


最後の石段を登り、ようやく午後3時に涸沢ヒュッテ に到着しました。午後4時から受付開始でしたが、先に テントを張っておいてもよいとのことです。


涸沢ヒュッテと涸沢小屋の間に設置されているテント場 に向かいました。ここは、石ばかりのテント場なので、なる べく平らな場所を探しました。


ただ平日なので他のテントも少なく、道に近くて、比較的 平らな場所にテントを張ることができました。


午後4時からテントの申し込みが始まり、2泊で1、000円 を支払った後、ふだをもらってテントに戻り、晩ご飯の準備を しました。


今日の晩ご飯は、フリーズドライの麻婆なす丼と中華 スープです。晩ご飯を作り、ビールで乾杯して、今日1日 の労をねぎらいながら談笑をしていました。


寒くなってきましたので、午後6時にはテントに入って シュラフに潜り込み、結局そのまま寝てしまいましたZZZ。


午前4時頃、トイレに目覚めてテントから出ますと綺麗な 星空がはっきりと見えました。都会では、こんな綺麗な星空は 見れません。


〜2日目〜

今日は、いよいよ奥穂高岳にアタックです!

朝から晴れており、いい天気になりそうです。


午前8時に涸沢を出発して、2つあるルートのうち、 パノラマコースを選び歩き始めました(=・ω・)ノ


雄大な涸沢の雪渓を横に見ながら、斜面を横切って移動 しました。しばらくすると、もう1つのルートである涸沢 小屋からの道と合流しました。


合流地点からしばらく登りますと、今度は一見すると ゴジラの背中のような岩場にたどり着きました。これが ザイテングラート(ドイツ語で「側稜」という意味)ら しいです。


ザイテングラートのハイマツ地帯を過ぎて、岩場を登り、 はしごや鎖場を慎重に登りました。これが3000m級の 山登りかと緊張しながらもひたすら登りました。


なんとか午前11時過ぎには、穂高岳山荘に到着し、 ここで山荘のカレーライスを注文してお昼にします。


山荘を出ると、さっきまでは晴れていたのに、ガスが かかってきて、しばらく待ってみましたが、登っている間 に晴れると思い、結局登り始めました。


山荘から登り始めて、いきなりはしごや鎖場の難所が 続きます(>o<)。上から見おろすと縮めるあがる思いでした。


意を決して、かなりの傾斜の岩場をペイントに従って 登っていきました。山荘から約1時間で奥穂高岳に到着 しました。


奥穂高岳には、実は三角点はなく、(三角点マニアである 副部長は、実に残念がっていました)その代わりに、ほこらが 建っていました。


ちょうどガスが晴れてきてきました。山頂の岩に北アルプス の山々の座標が、書かれた銅板があり、そこからはるか下には、 昨日出発した上高地が見えました。


岩にへばりつきながらも、その景色の美しさから、感動に 浸っていました(事務局長は少し高所恐怖症があります〜)。


西穂高岳からの稜線を見ると、向こうから豆粒ぐらいの 大きさの人々がこちらに向かって歩いてきていました。


ただし、西穂高からの稜線は両側が切り立った崖で、相当 怖そうでした(どうやら上級コースのようです)。


登りが怖かったので、下りはもっと怖いと思いましたが、 意外や意外で、高さに慣れてきているのか、下りのほうが、 すんなりと降りられました。


穂高岳山荘まで降り、少し休憩してから、ザイテングラ ードを目指して降りていきます。


パノラマコースとの合流までは、行きと同じですが、この 先はパノラマコースでなく涸沢小屋へのルートを降りていく ことにしました。


涸沢小屋にたどり着き、そこから涸沢ヒュッテまで歩いて、 涸沢ヒュッテの売店で、ビールとおでんを注文して、今日一日 の山行の労をねぎらいます。

(登山後のビールとおでんが最高(*´∀`*)!)


テントに戻り、晩ご飯の準備をしました。今日の晩ご飯は、 とっておきのフリーズドライの服部幸應のカレーとペペロンチ ーノに玉ねぎスープでした。

(服部幸應監修なだけあって美味いカレーです)


今日は日が暮れるまで、雑談をしていましたが、寒くなって きましたので、テントに入りますも、結局やることがないので、 午後7時には、シュラフに潜り込み、またまた寝てしまいました。


〜3日目〜

朝からあいにくの雨模様です。私は常々「雨男」と言われて いますが、テント撤収の時ほど、自分の雨男ぶりを恨んでいます。 ゚(゚´Д`゚)゚


といういうわけで、みんなで集合して、傘をさしながらの 朝食を取れないので、それぞれのテント前室での朝食を食べ、 雨が降りしきる中で、テントの中である程度パッキングして、 最後にテントをザックに突っ込みました。


午前8時30分に涸沢を出発します。雨で濡れていて、 滑りやすい岩場を慎重に降りていきます。今日は金曜日の せいなのか、たくさんの山男や山ガールとすれ違いました。


本谷橋に到着しまして休憩します。小雨になってきましたので、 雨具を脱いで歩き始めました。


横尾に到着しますと、ちょうど12時前だったので、横尾 山荘の食堂で、山菜そばをすすりました。


次の休憩地の徳沢で、名物のソフトクリームを注文して、 さらにトボトボ歩いて明神に到着しました。


さすがに明神まで来るとたくさんの観光客がいました。 行きとは、別ルートである梓川右岸を選んで、明神橋を渡り 遊歩道を歩きます。


遊歩道沿いには、美しい林があり綺麗な小川が流れて います。15時50分にようやく上高地のバスターミナル に到着しました。


16時発のあかんだな行きのバスに飛び乗り、あかん だな駐車場に到着しました。


しげき号に乗り換えて、平湯バスターミナルでお土産 の「雷鳥の里」を買い、3日間の垢を落しに平湯温泉へ。


疲れた体に硫黄臭のする本物の温泉は最高でした。入浴後 にしげき号で大阪に向かって出発しました。


無事登山終了〜







さあ出発だ!
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上高地にて
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徳沢のみちくさ食堂


徳沢のみちくさ食堂


横尾大橋


横尾大橋






屏風岩
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本谷橋


本谷橋


涸沢ヒュッテ


涸沢ヒュッテ





涸沢キャンプ場
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朝焼けの北穂高岳
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副部長と奥穂高岳
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涸沢の雪渓
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ザイテングラートの鎖場
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穂高岳山荘を見上げる
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穂高岳山荘のカレー


穂高岳山荘のカレー


奥穂高岳のはしご場


奥穂高岳のはしご場





奥穂高岳頂上
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西穂高へ続く稜線
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奥穂高から上高地の望む


奥穂高から上高地の望む


涸沢ヒュッテのおでん


涸沢ヒュッテのおでん


OKのポーズを決める2人


OKのポーズを決める2人





梓川右岸の遊歩道
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遊歩道沿いの小川


遊歩道沿いの小川





あかんだな駐車場
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