八経ヶ岳と弥山


山行日 平成23年8月26、27日 標高1914m
歩行時間 1日目3時間40分、2日目3時間20分
行程1日目約3km 2日目3km
1日目 行者還トンネル西口→奥駈道出合→弁天の森→聖宝ノ宿跡→弥山小屋→八経ヶ岳→弥山→弥山小屋(泊)
2日目 弥山小屋→聖宝ノ宿跡→弁天の森→奥駈道出合→行者還トンネル西口<経路図>
参加者
きむ副部長、Y中事務局長、どひやん、I島さん(4人)
今月の幹事:Y中事務局長

近畿最高峰からの景色は絶景でした

今回は「夏の想ひでに」と大峰山系の弥山でテント泊登山 を計画しました。


午前6時20分に大阪を出発し、コンビニで買い物をして、 狭い山道を通って、行者還トンネル西口には9時に到着しま した。


行者還トンネル西口は、既に車が15〜20台ほど停まって います。空いているスペースに車を駐車しました。登山口で 登山届を提出していざ出発します。


森の中をしばらく歩きますと趣きのある木製の三角橋を 渡り、登りが始まります。


つづらおりの山道を登り、木に巻きつけられた青い ビニールテープの目印をたよりに斜面を登り続けます。


予想はしていましたが、きつい登りが続きます。ようやく 奥駈道出合にたどり着きました。


休憩をしていますと、山上ヶ岳方面から2人の若者が やってきました。どうやら山上ヶ岳から2泊をして、今日は 弥山小屋に泊まるそうです。


今夜は山小屋でよろしくお願いしますといいながら、とり あえず2人組は先に出発していきました。


奥駈道出合からは、先程とはうって変わってのなだらかな 道が続きます。弁天の森に着き、ひと休憩をしました。


やがて聖宝ノ宿跡に到着して、またまた休憩をしました。 行者さんが泊まっていた宿の跡だそうです。


さすがに山岳宗教のメッカなので、この山域は仏教に まつわるものと見られる地名が多いです。


聖宝ノ宿跡を出発して、再び登りが始まります。つづら 折りの道が続きます。それにしてもテント泊なので荷物が 重く(きむ副部長は重さ15kg)登りがきついです。


15分おきに休憩をとって、ゆっくりと着実に一歩づつ 登り続けます。


しかし登りの後半は地獄の木製の階段が続きます。正直 しんどいです(||´Д`)oく。


ようやく弥山小屋にたどりつきました。きむ副部長、 Y中事務局長、どひやんの3人はテント泊なので、500円 を払い、I島さん素泊まり小屋泊なので5,500円を払い、 小屋のおじさんから説明を聞いて受付を済ませます。


小屋の目の前にあります屋外テーブルをお借りして遅い 昼食を始めました。


昼間からですが、家から持ってきた冷凍ビールを開けま した。う〜んおいしい。このために生きているといっても 過言ではありません。


午後1時30分頃にお昼ごはんを食べて、片づけを 終わったころ、急に大雨が降ってきました。


小屋の軒先を借りて雨宿りをしていると、小屋のおじ さんが「本当は有料なのだが、気の毒なので、屋内で雨を やり過ごしていい」と言ってくれました。おじさんありが とうございます。


軒先で雨宿りをしていますが、なかなか雨が止みません。 早起きと登山疲れなのか居眠りをする始末です。


なんだかんだといって2時間近くは雨が降り続けました。 小降りになってきたので、急いでテントを張ります。


テントを張り終えましたが、夕食まで時間があるので、 八経ヶ岳に行ってみることにしました。


このあたりの景色の特徴として、立ち枯れの木が多いのと コケ類がよく育っていることだそうです。


弥山小屋を出てから、下り道を歩きますと、雨のせいか、 登山道に水が川のように流れています。


しばらく歩きますと、オオヤマレンゲを保護するための 獣避けのフェンスがあり、扉を開いて中に入りました。


再び扉を開いてフェンスから出て、暫く登りますと、案外 八経ヶ岳は近かったです。


とうとう近畿最高峰に来た〜〜という思いでありますが、 あいにくの天気であたりは真っ白です。真っ白な景色を記念 撮影をして、再び弥山小屋に向かって歩きます。


小屋に着くと雨が降らないうちにと早速夕飯の用意を しました。弥山小屋でビール2本を買って、ビールを飲み ながら、しばし歓談をしました。


食事を終えるとまだ明るかったので、小屋からすぐ近く にあるという弥山に登りました。ここには立派な神社があり 、お賽銭を入れて祈願し、テントに戻りました。


テントの中で片づけをして、午後7時30分には眠りに つきました。


午前3時30分頃、トイレに行きたくなり、外に出て みますと、オリオン座や天の川がとても綺麗に見えています。


日の出も近いのか、山端がうっすら明るく神秘的な 景色でした。トイレから戻ってもテントに入るのが、 勿体なくて暫く空を見上げていました。


午前6時ごろ起床し、テントの中を片付けたり、テント の夜露を拭いたりしていました。午前7時から朝ご飯をとり、 撤収作業にかかりました。


午前8時過ぎには、テントを撤収し終えて山を下り 始めました。登りはきつかったですが、下りは気が楽です。


すいすいと山を降り、行者還トンネル西口までたどり着 きました。興味があるので、行者還トンネルを覗いてみますと、 中から冷気が流れてきて涼しかったです。


2日間の汗を流すべく、洞川温泉に向けて出発しました。 町営の駐車場は満車で、入口に車が並んでいました。


ふと見ると隣に民間の駐車場(500円)があり、 そちらに車を停めて、村営洞川温泉センターに向かい ました。


温泉で汗を流した後、温泉街を見て回りました。大峰山 に修行や参拝登山のための木造の宿が並んでおり、趣のある街です。


温泉街で「だらにすけ(胃腸薬)」、「名水豆腐」を買って、 洞川を出ました。途中、黒滝の道の駅で「串こんにゃく」を 食べたあと、自宅に向かって車を走らせました。


無事登山終了〜




行者還トンネル西口付近


行者還トンネル西口付近


登山口に向かう部員達


登山口に向かう部員達


急斜面を登る部員達


急斜面を登る部員達


奥駈道出合


奥駈道出合


弁天の森


弁天の森


聖宝ノ宿跡


聖宝ノ宿跡


八経ヶ岳にて


八経ヶ岳にて


副部長と事務局長のテント


副部長と事務局長のテント


初登場どひやんのテント


初登場どひやんのテント


弥山からの風景(雲海が見える)


弥山からの風景(雲海が見える)


弥山小屋


弥山小屋


木製の三角橋にてポーズをとるきむ副部長


木製の三角橋にてポーズをとるきむ副部長


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